










たいせつシリーズ2冊一緒のセット。
一冊ずつ買うよりも少しだけお得なセットです。
《たいせつシリーズ第一弾》
『たいせつなぎゅうにゅう』
キッチンミノルが別海町のたんぽぽ牧場さんに泊まり込みで取材しました。
「ごぜん3じ30ぷん。
たいようが のぼるまえ。
ほっかいどうの たんぽぽぼくじょうに ひかりがともります。
ほうぼくちで よるをすごした うしたちが
ゆっくりと ぼくじょうへ あつまってきました。」
絵本の舞台は北海道別海町にある「たんぽぽ牧場」。
毎日繰り返される日々の仕事に
いろんな人との関わり。
そして、子牛が生まれることによって
毎日飲んでいる牛乳はわたしたちの元へ届きます。
なにげなく飲んでいる牛乳の見えなかった物語。
牧場の仕事を手伝いながら取材した一冊。
《たいせつシリーズ第二弾》
『たいせつなたまご』 キッチンミノル
第二弾は
栃木県真岡市のハコニワファームさんに泊まり込みで取材しました。
鶏が産む卵は、一日にひとつだけって知っていましたか?
そんな「たいせつなたまご」が私たちの食卓に届くまでを、生き生きとした写真とやさしいまなざしで伝えます。
『たいせつなたまご』取材秘話
「ゆっくり静かに歩いてください」ハコニワ・ファームの小池さんに最初に言われた言葉です。
にわとりは大きな音に敏感で、すぐにパニックを起こしてしまうんです。雷の音を聞いただけで死んでしまう時もあるくらい。
スタッフのみなさんが毎日そうやって意識しているからこそ、
鶏舎の中に入って撮影していても、
にわとりたちは気にせずに僕に寄ってきて挨拶がわりにつついてきます。レンズの中も覗き込んでくるので撮影できなくて困ったくらいです。
そして、にわとりたちの産卵ピークは毎朝7時ごろ。スタッフのみなさんは産まれたたまごを回収すればいいので立ち会いません。「好きに撮っていいよ」と鍵を渡されて、鶏舎に僕とにわとりたちだけ。
にわとりたちと友達になった気がして、とてもいい時間でした。
朝、鶏舎に行くとその隅に設置してある産卵箱に入れ替わり立ち替わりにわとりたちがやっていきます。
箱に入ってすぐに産卵するもの、のんびりと箱の中でその時を待つもの。隣の箱のにわとりと朝の挨拶をしているもの、すでに箱に2羽入っているのに気にせず、そこに入って行こうとするもの。
いろんなにわとりがいて見ていて飽きません。そうこうしているうちに、1羽のにわとりが立ち上がって、その場で足踏みを始めます。そして、体が丸く膨らむと(まるでペンギンみたいに)、たまごが飛び出します。一瞬の出来事です。
生まれたてのたまごは温かくて、いままさに、にわとりから産まれたのだなぁと温度を通して胸に響きます。
産卵後のにわとりは、その場で少しボーッとしてから、ゆっくりと産卵箱をあとにします。実は1羽のにわとりは1日たった1個しかたまごを産まないんですよ。
*絵本ナビさんで「NEXTプラチナブック」に選ばれました。
キッチンミノルのサインをご希望の方購入時の備考欄にその旨をお伝えください。